「つくね」の気持ち(前半)
ど・どうも、オラは「つくね」。
出身は「鶏もも」だけど育ちは「ももミンチ」なんだな。
仲間には「むねミンチ」を混ぜてあっさりした奴や「皮ミンチ」を加えてジュウシーな感じの奴、さらに「豚ミンチ」と仲良くなってハーフになる奴等、とにかくいろんな「つくね」がいるんだな。
けど焼鳥大将はいつもオラ「ももミンチ」だけで、「シンプル・ザ・ベスト!」と言ってくれてるので少し寂しいけど期待されているようで気合いも入るんだな。
さあ!焼鳥大将!早速オラを「ビフォーアフター」なんだな!
おやっ?「卵ちゃん」じゃないですか、なになに「つなぎ」の役目で来たの、なんかある意味「親子共演?」・・・なんだな。
そして君が焼鳥大将自慢の「つくね専用ダレ」君だね、よろしくなんだな。
そして軽く塩と胡椒をかけられていよいよ「コネコネ」の時間なんだな!
ぬお~!おわ~!ひや~!あれ~!くすぐったい!なんだな~!
そして途中で「野菜達」が乱入なんだな。
最初に入れないのは「野菜達」が潰れないようにするためなんだな。
軟骨や大葉を入れる所もあるけど焼鳥大将は「野菜達」もシンプルなんだな。
ん?けど一つだけ変わった野菜がいるんだな。
なんだっけな~この「コリコリ」した食感、出てこないんだな。
目が回りそうだけどいつも焼鳥大将が言っているんだな。
「つくね」はこの「コネコネ」が大事!なんだな。
「コネコネ」で「つくね」の食感や弾力、うま味が全然変わってくるんだな。
そうですよね焼鳥大将!・・・・・ってあれっ?酒飲大将!?!
そうだったんすか、いつもオラを「コネコネ」してくれていたのは酒飲大将だったんですね・・・感謝なんだな。
おお!なんだかオラの色が少し白っぽくなってきたんだな。
「コネコネ」で粘りが出てきた証拠なんだな。
見事ビフォーアフターを完了したオラは焼鳥大将へバトンタッチなんだな。
オラは大将二人の共同作業、なんか感激なんだな。
(後半へ続くんだな)
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